※思想や価値観を問われる話ですので、異論反論をお持ちになる方もいらっしゃると思いますが、個の意思、主張の創作副産物として苦情は受け付けかねます
※御注意下さい
Call me again
本気で死にたい人間なんていないんだと思う。
本気で死にたいと思い込むことが出来て、そして偶々、偶然に死んでてしまう奴がいたりして勘違いするのだ。
アイツは本当に死にたかったのだ
可哀想だ、と。
そして
「大丈夫だから、ほら、な？」
死ねない奴を本当は死にたくないのに死にたいフリ、をする奴と名付けて嘲笑うんだ。
偶々、偶然に死ねないだけなのに。
死ねた奴だって本当は違う世界ならば生き続けたかったみたいに、死ねない奴だって本当に死にたいと思い込む可哀想な奴ばっかなのに。
目の前の馬鹿もそうだ。
手首を切って、首にコードを巻き付けて、空に飛び降りて、
可哀相になれないだけの可哀想な生物。
生物はみんなそうだ。
本気で死にたいと思い込むことが出来て、そして偶々、偶然に死ねてしまう奴がいたり、
本気で死にたいと思い込むことが出来て、そして偶々、偶然に死ねなくて、本当は死にたくないのに死にたいフリ、をする奴と野卑されたり、
本気で死にたいと思い込むことが出来て、そして偶々、偶然に理性で抑え込んだり忘れたフリ、が出来る奴がいたりして、
みんな同じなのに、勘違いをするのだ。
生きたい奴と死にたい奴の境界線を引こうとしたりして、勘違いばかりが溢れかえって疲れてしまうのだ。
本気で死にたい人間なんていないんだと思う。
偶々、偶然
そんな言葉で線引きをして、みんな生きることからも、死ぬことからも逃げている。
優劣なんてない。在るのは偶然と結果
偶々、偶然に、
君はまだ結果の中で生きている。だから、
「ほら、手繋いで寝てやるから」
もう少しだけの生きる勇気を君に