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□こたつ
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「ゔー」
「どしたの、翔平?」
「……寒い。」
「そりゃあね、冬だから。しょうがないっしょ」
「だってぇー」
「だってもクソもないだろ。」
「……あ、コタツ出そ。」
「……あのさ、翔平くん?」
「ん?なに?」
「あるんだったらさ、先に言おうか。」
「あ、ごめん。忘れてた。」
「よいしょっと。できたー」
「ゔー、寒い寒い」
「まぁ、入りたまえ。」
「……」
「あー、どっこいしょ」
「よっこらショウヘイ」
「……ぇ、何それ」
「ん?掛け声?」
「ふーん……」
「……」
耳まで真っ赤な君に
あらためて恋をした。