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□二人の距離、ゼロセンチメートル
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「今日、謙也さん来るから」
俺がそう言うと、兄貴はニヤニヤしながら近づいてきた。
「なんや光、彼氏かー。いやぁ、もうそんな年になったんやなぁ。光が小さい頃は兄ちゃん兄ちゃん言うて、俺のケツ追いかけ回し……」
「だぁぁっっ!うっさいわっ!!取りあえず兄貴は引っこんどって!」
「心配すなや!盗聴器くらいは仕掛けといたる!」
「……だまれ変態。」
そうこうしとる間に家のインターフォンが鳴った。
「お邪魔しまーす」
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