1コマ
□文月 半夏生
1ページ/10ページ
― 水曜、天気よし ―
「ご飯、パン、麺。」
「………麺 」
「そば、そうめん、冷や麦、ラーメン、パスタ、うど っ ‥‥」
「 …いつまでそれで笑うんだ 」
「 っ、だっ‥てスパナ、が……うど ん‥‥ 」
「音は“うどん”だろ 仕方ないだろウチが間違えたって 」
「‥ん。そう、だよね。ごめん、っ」
「ほら またウチのこと笑う 」
「ちがう‥よ。スパナのことを、ね。笑ってるん、じゃなくて‥。ジャッポネーゼならあんまり気づかないから、ね。」
「うどん、だもん。親子丼、カツ丼、う丼、なのかな、って思うんだ 」
「そう‥だよね。すみません、スパナ。」
「うどんがいい。麺の方の」
「、ふっ 」
「ほら、また笑う 」
「スパナ― 今のはわざとでしょ。」
「ん? ん 」
今日のランチ