フォレスト - 忘れられた記憶 -

□第3章 旅立ち
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その後クリアは素早く旅支度を整え家を出た。
外はクリアの大好きな夕景だった。
村のはずれ森の入り口入り口に村の人達が集まっていた。
「なんじゃみんな。どうして今日じゃとわかった?」
長老は驚いて言った。
「クリアの旅立ちだもの。みんなで送りたいよ」
マーサが言う。
みんなもうなずいた。
村の人達はクリアの旅立ちにと、それぞれ色々な物を用意していた。
「これ私の特製弁当だよ」
「私の自慢のクッキーさ。」
「魔除けの鈴じゃよ」
…食べ物や飲み物、服に防具。アクセサリー、ナイフと様々だった。
「みんな、あいがとう。私は必ずここに帰って来るよ。だから泣かない!」
クリアはそう言った。
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