天使の姫

天界には堕天使と女神が生んだ二人の姫が居た。

神に手を出したハンパものの堕天使は処刑された。

そしてその天使の姫と悪魔の姫は育ち、

そして二人の物心ついたとき、あることが天界全土へと広まった。


「――――神の子供は天使と悪魔。

 そして


 天使は悪魔の心、

 悪魔は天使の心を


 持っていた――――」と。



天使は悲しみ、

悪魔は嘆いた。


女神は考えた。

そして二人には別々の人間界で修行をしてもらおう、と―――――――。


―――これはその天使の姫のお話―――

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