詩2

□輪廻
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進み出したらとまらない(そうそれはどんなものであっても)
転がり出したらとまらない(だって、坂道なんだもの)
歩き出したらとまらない(ふりむいちゃ、だめなの)
舞い出したらとまらない(ひらひらと、きらきらと)
堕ち出したら、とまらない(すとん、と、底もなく)

ずーっと、ずっと、とまれないの
この日にも、あの日にも、戻れないの
それは、一筋の涙でさえ零すことも許されなくて。













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