詩2

□輪廻
1ページ/11ページ

廻る、廻る、
くるくると、
ぐるぐると、
いつまでも、
どこまでも、
おのずから、
とまることなく、
静かに、
秘めやかに、
大地の上で、
時の中で、
六道の下で、
廻る、廻る、廻る、
明るくて、
暗くて、
澄んでいて、
濁っていて、
広くて、
狭くて、
でも何もなくって、
廻る、廻る、廻る、廻る、
あちらへ、
こちらへ、
むこうへ、
すみから、
すみまで、
余すことなく、
廻る、廻る、廻る、廻る、廻る、
輪廻するのです、
この世界が果てるまで。
廻る、
廻る、
廻る、
マワル、
まわる、
まわ、
ま、

次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ