詩2

□赤黒
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今でも鮮明に思い出せる、
貴方のひざまずく姿、苦しんで赤くなった顔、涙。
床へポタポタ落ちていく赤黒い、血。
大変なのに、私はどこか冷静で
「あ、貴方の涙、初めて見たな」
「キレイな血・・・」
とか思ってる。
あれ、おかしいな、
私、血は嫌いなのに。
(貴方のものは、全部キレイ。)



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