詩2
□壁越しに
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壁越しから聞こえてくる笑い声に無性にさみしくなってくる。
入れて、と言っても絶対入れてくれないから。
しょうがないよ、皆で決めた事なんでしょう?
ただ、壁の向こうから聞こえてくるにぎやかな声にちょっとやきもち。
どうせ、あの中に入ってもついていけないんだ。
1人は嫌、でもあんな皆といてもつまらない。
壁にもたれて冷たい床に座ってると1人はさみしくなってくる。
でも結局1人で帰るのもさみしいから、壁の奥にいるあの子を待つの。
(嗚呼、此処は私に合わないなあ。)