500の色と物語
管理人のみ書き込むスペースとします。
他の誰かが書き込まれた場合、どのような内容の書き込みであろうと削除します。ご了承ください。
[書込]
04/14(Sat) 22:09
あぜ道のたんぽぽ
岩清水刑事
「何も無くて良かったわね。」
「・・・・何もなくなかったですよ。」
「まだ気にしてるの?」
先日、とあるストーカー被害を受けていた女性を助ける為、私たちが配備されたのだが、そのストーカーを捕まえる為の囮として岩清水くんは女装させられたのだ。その甲斐あってか、犯人はあっさりと捕まり、岩清水くんの手柄に。
「強く生きなきゃダメよ?」
「・・・・別に女装なんてしなくても強い人は強いですよ。」
「意味分かんない事言わないの。あ、たんぽぽ。」
岩清水くんがぼやいているのを耳半分で聞いていたが、あぜ道にひとつ咲くたんぽぽを見付けてしまったら、何も耳に入らなくなってしまった。
「もうすっかり春ねぇ。」
「・・・・摘んでいきますか?」
「そんな勿体ないことしちゃダメ。」
たんぽぽはたんぽぽの生きたい場所で育てばいい。
「岩清水くん、たんぽぽみたいに強くなって私を守ってね?」
「っ!!は、はいっ!!」
手折られたって広く張っている根のお陰で、たんぽぽはまた生える。そんな強さと強かさを持って欲しいものだ。・・・・彼女としては。
+ + +
甘く甘く・・・・と意識した結果、こうなりました。
うーむ・・・・。
ま、一応甘く、はあるのか?
糖度に毎回悩む管理人でした^^;
[削除]
04/10(Tue) 00:16
わらぶき屋根
教授
教授と訪れたのは、過疎化の進んだ古い村。
お年寄りの多い村だが、萎びた印象はなく、逆に若々しい印象をその村に抱いた。
それは、冬を越えたお陰で土の下から姿を現したつくしや、村の奥に見える山の碧さから受ける印象なのかもしれない。
「教授、良いところだね。」
「そうだね、人も温かいし良い村だね。」
「あ、わらぶき屋根なんてまだ残ってるんだね!」
「都会の人たちが忘れ去っているものを、ここの人たちは大切にしてるんだよ。」
この村に来て良かった。
此処は私に大切なことを、たくさん教えてくれる。
私たち、現代っ子が忘れてしまったもの。それは伝統だったり、人との触れ合いの中の暖かさだったり。
「土葬も無くなった文化だと思っている人も少なくないだろうけれど、まだある所にはあるよ。」
「土葬・・・・?」
「土葬についてのホラー小説もあったけど、帰ったら読むかい?」
「読・み・ま・せ・ん!!」
+ + +
オチが行方不明すぎて泣いた
[削除]
04/08(Sun) 15:25
朝食のスクランブルエッグ
RD
朝、目を覚ませば、ふうわりと漂う優しい匂い。
トルバドゥール内では、クイーンが何かやらかさない限りはRDが食事をつくる。窓から差し込む、春らしい温かい日差しを感じて、私はゆっくりとした動作でベッドから出て、着替えを始める。
『朝食の用意が出来ました。』
「ありがとう、RD。」
ジョーカーは早朝から鍛練、クイーンは不摂生によりなかなか起きない。
よって、この爽やかな朝食はRDと二人きりだ。
目の前に並べられたトースト、カフェオレ、そして鮮やかな色が目を引くスクランブルエッグ。
「いただきます!」
『召し上がれ。』
スクランブルエッグが春色のようだ、なんて言って理解してくれる人はこのトルバドゥールの中に居るだろうか・・・・?
+ + +
あとがき
このスペースは大体こんな感じのお話になります。
ただの日常風景を切り取る感じで。ただ、そこに幸せはあります。優しく、温かい小話書けたらなと思っています。
・・・・皆様からしたら、物足りないかもしれませんが^^;
[削除]
[先頭へ]
[戻る][TOPへ]
[書込]
[カスタマイズ]