BL

□Toxic symptoms
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プロローグ


「平和だ…。」


平和島静雄は青空の下、のびのびと池袋という街を満喫していた。


「夜まで仕事ねぇし、久しぶりに新羅のところでも行ってみっかな…。」


最近セルティという都市伝説になっている友人にも会っていない、そう思った静雄だが、たまに聞く馬の嘶きのようなバイク音から友人は元気であるはずだからいいか、と思い直す。


(最近何もねぇしな。いいことなんだが…、なんっか忘れてる気がすんだよなぁ。)


ほんの少しのモヤモヤを抱えながら、静雄は学生時代からの腐れ縁が都市伝説の恋人と棲んでいるマンションへと足を向けた。









もう1人の腐れ縁を最近見かけることもなくなった、と思いながら。









背景が歪んでいるのは仕様!と言い張る


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