溢れいずる思い
□其の十一
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しばらくして…
「ぐっ…」
朔弥に乱暴に食べさせられた総司は苦しげに呻く
「総司が完食した…」
少食な沖田が全部完食したのは初めてで俺達は驚く
《沖田…今度雪の作った食事を残したら許さない…》
据わった目のまま言う
「朔弥…雪の事になると怖え;」
平助が顔をひきつらせながら言う
『朔弥…』
そう雪人が呼び掛けると…
《雪〜vv》
―がばっ…
先ほどまでの機嫌の悪さはどこへやら…
満面の笑みで雪人に抱きつき子猫のように甘える
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