secretstory
□君が好き 〜2nd〜
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優しく名を呼ばれ、抱きしめられる
(−‥キモチイイ)
吐息を近くに感じ、骸の意図を知る
目を閉じ、後少しで唇が重なる−−
とゆうタイミングで至近距離から声を掛けられる
「何してるの」
「ッ−−ヒバリさん!?」
「−−ハァ…全く。相変わらずKYですね」
「君にだけには言われたくないよ」
慌てふためく綱吉に対して、骸は驚いた様子も無く雲雀に言葉を返している
「クフフ。‘何を’ですって?
そんなの決まっているじゃないですか。ねぇ綱吉君?」
「えっ」
(そこで振らないで下さいっ!!!)
と云う心の叫びも知らず、骸はさらに綱吉の体を抱き寄せる
「綱吉君。妬き鳥なんて放って置いて、僕と続きしましょう?」
「ちょっ、骸!?」
「ね?」
艶やかな色気と声音に流されそうになる
「−−−妬き鳥?」
(!!!!!!!)
背後から、おどろおどろしいオーラが立ちのぼる
「それは、僕の事を言っているのかな?」
・・・恐すぎて振り返れない
「えぇ。他に誰がいるんですか?」
クフフと笑いながら火に油を注いでいく
−ピキ−
−‥…なんか聞こえた
(やばい。これ以上はやばい。)
何とかして止めないと部屋が‥‥
そして、間違い無く自分も巻き添いを喰うであろう事も容易に想像出来てしまう
(でも、どうしたら‥‥)
と考えてみてもこの二人に有効な手段などあってないようなもの
とりあえず武器を取り出し、臨戦体制に入った二人から避難する為窓際へ移動すた
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