テニスの王子様 BL小説

□不二周助は俺の嫁!!(塚不二)
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「へ、へぇ…そ、それは良かったデスネ…」
「英二?顔が引きつってる上に敬語になってるよ?ま、いいや。それでさ、一口飲んだらスッッゴク美味しかったから英二にあげようかなって」
「え゛!?」
コップを受け取ってしまいながら、俺に死ねと!?と、菊丸が思ったのは言うまでもないが、不二は菊丸の青ざめた顔を見るためにワザとやっているので楽しそうに菊丸を見つめている。
「おい、不二?ちょっと良いか?」
途端、これでもかというくらい良いタイミングで手塚が話しかけてきた。
「なぁに手塚?vV」
それに、不二はキラキラと顔を輝かせながら華を背負って手塚の方へと駆け寄っていった。
「ど、どーしよ…コレ…」
菊丸は青ざめながら呟き、不二の方を見やった。不二は相変わらずニコニコとしながら、ハートを飛び散らして手塚と話している。
「……」
それに、流石の菊丸も…ってか、ここまでよく耐えたと褒めてあげたいくらい頑張っていた菊丸の中で何かが切れた。
「……にゃはははは…ざぁまぁみろにゃ〜」
菊丸は、乾特製野菜汁No.なんたらを手塚の飲み物入れに入れた。
「No.なんたらって…物覚え悪いにゃ〜…」
ちょっと黙ってよーねぇ?英二くーん?
「にゃー…」
菊丸も黙った(世に黙らせたとも言う)ので、今の手塚と不二の様子をどうぞ。
「最近、ますます越前は強くなってるね?」
「そうだな。ただ、もう少し落ち着きがあると良いのだが…」
「え?越前は結構落ち着い…て…あぁ…なる程…確かに他校と喧嘩になっちゃ大変だからね。でも、手塚??生意気なのをなおすなんて難しいと思うけど??」
「…だから、言っただろう?もう少し落ち着きがあると良いと」
「クス…なる程…ね」
「…そろそろ休憩も終わるな…充分に水分補給をしておけ」
「うん」
手塚は、不二の返事を聞くと自分の飲み物入れを手に取り口をつけ、なんの疑いもなく飲んでいった。
「…不二…」
「ん?なに?」
不二が手塚の方を振り向いた瞬間、不二は手塚に抱きしめられた。
「手塚?(//)どうしたの?(//)」
「…か……おけ……は………だ………」
ボソボソと手塚は不二をますます強く抱きしめながら何かを呟いた。
「なに??」
「いいかッ!!お前らよく覚えておけッ!!不二周助は俺の嫁だぁぁぁぁ!!!」


で、今にいたる。すぐに犯人は分かった。でも、今回の事は僕も悪かったから許してあげたけど…手塚の事、どうしよう…。
「おいッ!!俺の嫁に近づくな!越前!」
「ぶ、部長…!?(汗)」
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