ガンダム00 BL小説

□壱millimeterとまったあとに零micron
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珈琲の香りと、紅茶の香りと、取り留めのない会話。それは、ソレスタルビーイングの一時的な…しかし、とても大切な時間を告げている。
そんな中で、1人ティエリアは、沢山の資料を読みふけっていた。
「ティエリアー、そんなんばっかりしてるから、お前目ぇ悪いんだぞー」
「…別に、眼鏡をかければ問題ないだろう?ロックオン」
ヒョイと覗き込んできたロックオンに、サラリと言うと、ロックオンが全く…と、いうように笑う。
「なぁ、そんな暇あるんだったら、俺と話そうぜ」
「暇ではない」
「おいおい、嘘つくなよιιその資料読むの三回目だろ?」
「!!」
ロックオンに見破られたことよりも、ロックオンが自分をそれだけ見ていたという事実にティエリアは驚く。
「……全く…貴方には勝てない」
「それは俺の台詞だぜ?ティエリア?」
「??」
「目が離せない時点で、もうお前には負けてるだろ?」
「//」
その言葉に、一気に朱に染まるティエリアを、ロックオンが引き寄せる。
「//…貴方は、本当にズルい人だ…///」
「そうかぁ?」
ロックオンは、呑気に言った後にティエリアの唇を奪った。
「///」

唇を離せば、更に真っ赤になり驚いた表情の、可愛いティエリアの顔がある。

唇を離されれば、愛おしそうな眼差しを向けるロックオンの顔がある。

一瞬だけ、時が止まった。
だが、すぐに優しい笑みでロックオンがティエリアをギュッと抱きしめた。勿論、相手の顔が見えるように。

〜end〜

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