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□日常(銀魂・銀新)
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朝日がのぼった頃、トントントンと言う軽快なリズムが万屋からして、美味しそうな匂いが部屋を満たした。
「銀さん!神楽ちゃん!ご飯できたんで早く起きて下さい!」
ご飯をよそいながら、未だに寝ている2人に聞こえるように大声で新八はそう言った。
「ふぁ〜あ…新八〜…今日の朝ご飯は何アルカ…?」
ご飯の匂いにつられたのか、神楽が眠そうに歩きながら、起きてくる。
「おはよう神楽ちゃん。今日は白米と味噌汁と焼き魚だよ」
新八がそう言ってテーブルに食事を並べる。
「おはようアル。銀ちゃんはまだあるか?」
目の前に置かれていく料理を今でも食べそうになりながらも、神楽はいつも新八にご飯はみんなが揃ってからと言われていたので、そう聞いた。
「ちょっと起こしてくるよ」
そんな神楽に苦笑しながら、新八は銀時の寝室へ向かった。
「銀さん!朝ご飯できてますよ!」
そう言って部屋に入ると、まだ寝ている銀時の姿が目に入った。
「もう…銀さん!早くしないと、先に食べちゃいますよ!」
銀時の体を揺らして、新八がそう言う。
「…おー…」
「神楽ちゃんも待ってますよ?」
「…わーった…て…」
やっと銀時は、ダルそうにもそもそと布団から体を起こす。
そして、新八にもたれかかって
「今日は…?」
と、聞いた。