テニスの王子様 BL小説

□写真(塚不二)
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「不二?」
「なに?手塚?」
「良いのか?自分のクラスの所にいかなくて」
「うん」
「あいつらとの、最後かもしれない集合写真…撮らないで良いのか?」
「うん」
「なぜだ?」
「じゃ、君はなんで、自分のクラスに行かないの?最後かもしれないのに」
「お前と2人で、中学校生活の最後の幕を閉じたかったからだ」
「そう言われなかったら、どうしようかと思った」
「あぁ」
「手塚?」
「なんだ?」
「写真…撮ろうよ。カメラ持ってきてるんだ」
「あぁ」
「中学校最後の2人きりの写真だね」
「…そうだな……。で…次は、いつにするんだ?」
「え?次って?」
「高校初めての2人きりの写真に決まっているだろう?」
「…フフ…そうだね、入学式の前の日にお互いの高校の前で…なんてどう?」
「俺は良いと思うが」
「じゃ、決定で。あ、こんな時くらい笑ってよね?」
「無理をいうな」
「じゃ、笑ってー。はい、チーズ」



The end

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