テニスの王子様 BL小説

□不二周助は俺の嫁!!(塚不二)
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「いいかッ!!お前らよく覚えておけッ!!不二周助は俺の嫁だぁぁぁぁ!!!」
…皆さん…こんにちは…不二周助です…。
…えーと…今ありえないくらい恥ずかしい事叫んでいるこの人は、手塚国光本人で、ギャグ漫画的なものに出てくるおかしい人じゃないよ…。あ、おかしい人はあってるけどね。
…まぁ、とりあえず皆さんは、あの冷静・沈着・無表情な手塚が、ドがつく変人変態にいつなったかが気になっているだろうからとりあえず、話そうと思うよ…。


「青学ー!!ファイ・オー!!ファイ・オー!!」
今日も青春学園…略して青学の中等部テニスコートからは大きな声が発せられていた。その中でも一際目立つのは、レギュラーである証のジャージをきたメンバーだ。このメンバー、実力はあるのだが、一人一人の個性が強すぎて休憩ともなると全員がフィバーするのだ。
「にゃにゃーん!!菊丸ビームッ!!」
「ハハハ、やったなぁ英二!!」
「ほら手塚!英二達に負けず僕達もバカップルしないとッ!!」
「お、おいι全く…少しだけだぞ」
な、具合のバカップルチーム。
「ああ゛?睨んできたのはテメーだろ…?(怒)」
「はぁ!?お前だろ!?(怒)」
「まだまだだね…」
「「っんだと!!!(怒)」」
な、ドタバタチーム。
そして、
「この喧嘩…越前の勝つ確率92.3%…」
「と、止めなくていいのかい?」
「タカさんが喧嘩に入れば越前の勝つ確率49.7%か…微妙な数字だな…タカさん、ラケット」
「バアァァニィィィィングッ!!」
な、不可思議チームによって青学のテニス部レギュラーチームは結成されているのだから、当たり前といえば当たり前なのだが。
「英二?英二?」
「にゃににゃに?」
「………」
「うっわ!!自分で呼んどいて無視かよッ!!」
「あ、ごめん。話しかけてなんだけど手塚の眼鏡を上げる仕草がちょっとかっこよすぎて見とれちゃって…はぁ…vV」
「はぁ…は、こっちの台詞だよ!!」
「ごめんごめん。ま、良いでしょ?英二ちょっとアレだしさ」
不二は相変わらずニコニコとしながら菊丸の片方の肩をポンと叩いて空いている方の手でグッとガッツポーズをした。
「…にゃんかさりげな〜く酷い事言われた気がするにゃ…」
「気のせいだよ。気のせい。あ、それで本題なんだけど、今日なんとッ!!乾特製野菜汁No.6462を貰ったんだよね〜」
不二は、ゴポゴポと変な泡を出す紫色と黒色の中間くらいの、よく説明ができない色の、人間の飲み物じゃねーだろお前!?ってか、人間じゃなくてもヤバいだろ!?的な物を手に嬉々として言った。
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