ほん

□いつもの朝
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ぐぐぴぐぐぴ・・。ぐっ。・・。

あーあ。平和な顔して寝てるよ。ネグリジェがめくれあがって色気もなにもあったもんじゃない。
大体において、男というものは恥じらいがある女に惹かれるもので。
コイツがいくら天使みたいに可愛くても・・。
俺好みの美少年だとしてもありえないし。
・・。
でも、ほんとに好きな顔だなぁ・・。
顔が好みだと、それだけで許せるきがするから不思議だよ。

頭のなかがいつもの堂々巡りを始めると、ノックの音がした。

「おはようございます。陛下」

コンラッドだ。
爽やかな笑顔にとてつもなく癒されるのは、きっとジュリアさんの魂のせいかもしれない。
そうだ、きっと二人は愛し合ってたんだろう。   
ゴメンね、アーダルベルト、俺にとってはコンラッドは特別なんだ。
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