別冊(Req)

□ヘーカと、ボクと、時々、ワンコ
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チワワは美味しいクリームを残さず嘗め尽くそうと、細い舌を後ろの穴にも突っ込んだ。
「あぁん・・もう、止めて・・!」

止めろと言っても、ペロペロと舌は小刻みに動き続ける。
情け容赦無い。
全くもって、自分の欲求を満たす事しか知らない生き物なのだ。

「やぁんーーーっ!」
ヴォルフラムが泣き声を上げて、腰を空しく浮かせた。

上様には乳首を執拗に弄られて。
しかも辱められている局部を、へなちょこが凝視しているのだ。

もう、これ以上焦らされたらおかしくなってしまう。
もどかしくて満たされなくて。

「あぁっ・・ユーリ!お願い・・。早くぅ・・」
そして溜まらず、ぱんぱんに膨れ上がったモノの先端から液を溢す。

「ふふ・・婚約者殿はそろそろ限界と見えるのう」
「お漏らしして仕方ないなぁ、ヴォルフは。いつだって俺がいないとダメなんだから」

ご苦労さん、とチワワを脇にどけて、へなちょこの方がヴォルフラムの欲を咥えこんた。
今にも限界を迎えそうなそれを、口をすぼめて勢い良く啜り上げる。

「ひ・・だめ・・もうっ・」

ユーリと上様と犬にいいように扱われて、屈辱だけど。

「ふぁああ・・あんっ!」

それでも嬌声を上げながら、ヴォルフラムはユーリの口中いっぱいに欲を弾けさせる。
いつもより快感が大きい事すら歯痒い。

ゴクリ、とユーリは其れを一気に飲み干した。

「へへ俺、わんこと間接キスしちゃった・・」
「もぅ・・ユーリの馬鹿ぁ・・」
「どれ、余の方も婚約者殿に舐めてもらうとしよう」
「ぁ・・!」

上様は、仰向け状態のヴォルフラムにまたがり、怒張した性器を小さな口内にグイグイ突っ込む。
溜まらず上様の腰を掴むヴォルフラム。
くちいっぱいに広がる太い肉棒。

それを咥え舌を沿わせると、しょっぱさすら甘露に感じる。

「ん・・良いぞ。ヴォルフラム。その調子だ」
「ふ・・ん・・ンン」
「俺も、俺も。もう我慢できない。ヴォルフのナカに突っ込んじゃっていい?」
「むむ、余とお主が並ぶのか・・」
お尻が丸見えの上様は少し躊躇するも。

「いやあ、自分のお尻見ながらってのも興奮するなー!ヤバすぎ」
へなちょこはむしろノリノリ。このままの体位が良いらしい。

それからユーリは、上様の下の不自由そうな脚を掴み、高く持ち上げた。

「・・すっげえヒクついてる。そんなに欲しかった?ヴォルフって本当にエッチだよな・・」
口のふさがっているヴォルフラムは答えない。
答えないけれど、ユーリが指を中に入れた瞬間、気持ちよさそうに締め付けてくる。
待ってました、と言ってるみたいに。

「ほらほらっ・・!すぐ挿れてやるからな。ヴォルフ・・!」
我慢できずユーリはヴォルフラムの蕾に自身をあてがう。
そして凶器を力ずくで、グイっとねじ込んだ。

「んんーーーんっ!」
ヴォルフラムは気持ちよさそうにずぶずぶと雄を呑みこんでいく。
あっと言う間に、一番奥まで。

「っ・・。はあ・・。やばいくらい気持ちいいって。俺のにすげえ絡み付いて来る・・・」
「ンッン・・・ッ」

返事の変わりにヴォルフラムは腰を大きく揺する。
ユーリ自身を内部に深く嵌め込んだまま。

そして下半身を突き上げられるのと同じリズムで、上さまのペニスを啜りあげる。
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