短い話。

□ネズミも子供も、お兄さんも
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「ごちそうさま。…今日のも美味かった」


昼食を済ませ、アイクはサムスとリンクに軽く礼を言ってから席を立った。









ハチノコが露骨に混入していた料理は見事に完食されており、料理にハチノコを混ぜた本人…リンクはまた、露骨に舌打ち。

隣に立っていたサムスはそんなリンクの足を思い切り踏みつけながらアイクに笑顔を向けた。




その後、何事も無かったかのようにスタスタと歩いて退室したアイクに皆が唖然としている中、黙々と食べていたネスもスプーンを置いて勢いよく立ち上がった。




「ぼくもごちそうさま!
美味しかったよ。ハチノコ入ってたらどうだか知らないけど」




誰に対して言ったのか、この場に居る全員に言えそうな皮肉を言ってから走り去るネスにピカチュウ、ソニックが続く。




「待ってよ、ネス!」

「大丈夫だろ?オレ達ならすぐ追い付けるって!な、競走しようぜ!」

「どう考えてもボクが負けるじゃないかそんなの!」




走り出した少年達の目的は同じ。

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