□君色。
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※色々ご注意を(汗)


染まるなら、赤。
僕の体に突き刺さるような、そんな赤が良い。


「――ぁ…ぅ…っ」

ズキズキと体がウズく。
弁慶は褥に体を横たえながら、浅い呼吸を繰り返した。
夜の冷気が、彼の濡れた体を覆う。
しかし、同時に体に籠っている熱がその侵入を許さなかった。

「――く…っ」
ギリリと奥歯を噛み締めて、弁慶は立ち上がる。
――いや、立ち上がろうとしたが、足に力が入らずそのまま褥へと戻された。


「…アンタ、何やってるわけ?」
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