AMEZIST-NOVEL
□どちらが主でどちらが従?
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「ラクス様、おはようございます」
「……んぅ…」
とある朝方
キラはいつものようにラクスを起こしに来る
「まだ……眠っていたいですわ……」
かけてある布団をバサッと被って起きようとしないラクスは、もう18といえ、キラからすればまだまだ可愛い子供のよう
キラはそんなラクスの様子ににっこり笑って、
「…ラクス。そんな我が儘いう子にはお仕置きしちゃうよ」
ギシ…とベッドに手をつき被さっている布団をとるとラクスの顔に唇を近づける
「!///!あっ…」
顔を赤らめながらも好きなキラからの行為に拒否できず受け入れようとした時……
「何してるんだ、お前はまた」
キラは、はぁっと溜め息をついて、声がしたほうを観る。
「…アスラン。邪魔しないでよね…」
ラクスに覆い被さるのを止めるとそっとラクスの耳元で、
「残念ですね、おあずけです」
と囁いた。
「ぁ///」
ラクスは赤くなり、顔を逸らす。
そんな二人のやりとりを見てアスランは、
「キラ……、ちょっといいか?王がお呼びだ…」
「眞王が?」
キラはラクスをちらりと見て、
「ラクス様、少々お待ちいただけますか?」
と言うと、眞王の所へ向かった。