AMEZIST-NOVEL

□大自然の素敵な彼
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そして坂道を降りてきたり上っていく人がいる中ラクスは疲れをとろうと横になった

「大丈夫…?」

すると上から男の声が降ってきた

「ぁっっ…!」

慌てて起き上がり声の主を見るとそこには-----

蔦色のさらさらした髪に整った顔、そして瞳は見る者を魅了する紫水晶の輝きを宿した青年がいた

その青年は自分を心配そうな目で見ている

ラクスが彼に見とれていると

「君…?」

声を掛けてくるのでラクスは慌てて返事をする

「あっ!大丈夫ですわ。心配して下さってありがとう…」

ラクスがにっこり答えるので青年は安心したように微笑んだ

「そっか、良かった。…えと…君はこれから上に行くの?」

「え…?はい、そうなんです」

「1人?」

「いえ…。お友達と来たのですが、私が遅いので先に行って頂きましたの」

ラクスは少しシュンとする



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