AMEZIST-NOVEL
□IN議長室
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「!なっ///!!」
シンは廊下で堂々と発言したキラをばっと見る
「キラさん///!止めてくださいよっ//皆いるんですからっ!」
周りを気にして焦るシンに対し、至って冷静なキラ
「ぇ…、なんで?」
「なんでって……あなたって人は…」
そういうやり取りをしばらく続けていたが、ふと2人の前を女性が通り過ぎる
その女性に気付いたキラは急に明るくなって、その女性のもとへ走っていく
「ちょっ!!キラさん!?」
置き去りにされたシンは今日何回目か分からない溜め息をついた
「ラクスっ!!」
「?キラっ」
ラクスは今までキラに気付かなかったらしく歩みをとめる
「キラ、どうなさいましたの?」
にっこり微笑むラクスにキラは少し顔が赤くなった
「//それはこっちのセリフ。どうしたの?護衛もつけないで」
「まぁっ!私だってたまには1人で行動しますわ、というより、仕事が終わったので早めに部屋へ戻ろうと……」
「じゃあ今日の仕事終わり…?」
期待を胸に問うキラ
そんなキラにラクスはふふっと笑い
「ええ。ですからキラがよろしければ一緒にお部屋に行きません?」
「もちろんだよ!僕もう、ラクスに会いたくて仕方なかった…」
人目をはばからず抱きしめてくるキラにラクスは頬を染める
「ねぇラクス、早く部屋行こ?」
「そんなに急がなくても、ゆっくり…」
。