物語

□【第1話】
2ページ/5ページ

 すると「ほう。つまりは、無能なお前等が捕まえられずにのさばっている害虫達を俺に駆除しろと。それでお前等に都合が悪い事を俺が起こしたら即、殺すってか。なるほど。」と、物事を自分なりの言葉に直し、「答えはイエス。俺に断る理由は特にないしな。それで報酬はいくら?」と、神。
 それに「大体1人10万位を検討してる。」と、先程の幹部が告げ、「結構高いな。」と、神が笑う。
 すると「まぁ色々リスクが高いからね。」と、長官が呑気に言う。
 神はそれに「なるほど…戦闘で俺が死んだら、さぞかしお前達には好都合だろうな。」と、皮肉を言う。
 すると、幹部達は苦い顔をしただけで「それでは、交渉成立と言う事で、帰って宜しい。」と至って事務的に言う。
 神が笑いを抑えるために口に手をあて、出て行てこうとすると、「あっ待った。」と、長官が神を呼び止め、「忘れるところだったよ。君には、自宅を用意してある。これから探すのは、大変だろうからな。鍵と家までの地図は、出た所で貰ってくれ。後、君は世間では死んだ事になっている。まぁ、顔は、公にはされていないが充分、気を付けてくれ。」と告げた。
 それに「これは、これは、ご丁寧にどうも。」と応じ、部屋を出て、鍵と地図を貰い、出口に向かって廊下を歩いて行く。
 その途中、神は「何が大変だろうからなだ。手前ぇらが俺を見失わない為だろ?あぁ、くだらねぇ。ヘドが出る。」と、悪態をつく。
そして、数分後。
次へ
前へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ