物語

□【第4話】
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「契約破棄」


 今日は、ターゲットの人数が多く、それ故に死体回収及び現場処理に派遣されてきた警官の人数も多かった。 今日、神はターゲットの人数が多かった事もあり、常備のサイレンサー付きの拳銃、仕込みナイフの他に日本刀を帯刀していた。
 今日、殺したターゲット総勢約40人。
 しかし、神は一滴も返り血を浴びていない。
 そして、派遣されてきた警官達のリーダーとおぼしい人物が、上部に連絡を入れ、上部から神の口座に報酬金が直ぐ様、振り込まれる。
 その総額約400万円。
 先程の連絡の中で《「今日は、ターゲット数が多かったので死体数も多く、血痕の量も半端ではないので、現場処理に手こずると予想されます。しかしながら幸い、彼が一ヶ所にターゲット達を追い込んで殺害しているので包囲する場所が一ヶ所で済みました。」
『…。あの人数を一ヶ所でか…。奴には、いつも絶句させられるが、今日は一段とだな…。で?どれ位掛かりそうだ?』
「そうですね…。現場処理に2日、目撃情報の収集及び、処理に3日まぁ、あれば、ですがね。後、マスコミ関係への会見、対応に2日。」と、指折り数え、「1週間って所だと思います。」
『そうか。ご苦労。それとミイラ取りが、ミイラに成らぬ様に重々気を付けたまえ。』「長官。縁起でもない事、言わないで下さいよ…。まぁ、端(はな)から、そのつもりですけどね。」
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