記念詩

□黒猫と少女
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日は高くなり
気温は上がる
僕の声は蜃気楼のように揺れて消えた

意識が薄れて
コンクリートの鉄板に倒れこむ
静かに目を閉じて
永遠の眠りに身を寄せた…

僕を抱えた天使は優しく微笑んだ

意識が戻った僕を見る天使
天使は少女だった
天使は人間だった

少女はミルクとパンを僕に差し出した
少女は毎日ミルクとパンを差し出した
僕は少女のお陰で生き延びた

いつものように少女に会いに行ったら
車に跳ねられて中に舞う少女
それはまるで天使
白い羽を折られて堕ちる
地面に叩きつけられた堕天使…


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2006.7.12
元ネタは「交通安全週間」です。
最後の方しか「車」とか「跳ねられる」の
単語が出てきてないんですけどね;
皆さん、これから夏になり暑くなって
ボーっとすることが多くなるので
車に気をつけてください。
私じゃなぃから大丈夫だと思いますが…;
ちなみに交通安全週間は4月と9月なんです。
歩行者も、運転手もお互いに気をつけましょぅ^^

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