記念詩
□黒猫と魚たち
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広い水槽の中を泳ぐ魚たち
それは自由って言えるのかい?
規則に縛られることなく泳ぐ魚たち
それが自由って言うのかい?
僕はもっと大きな自由を知っている
君たちが知らない自由を知っている
ガラスのケースの中で悠々として何が楽しいの?
僕と一緒に外へ行こうよ
外の世界を見せてあげる
ガラスの箱を横にして
水と一緒に魚たちが流れた
赤や黄色や青の魚たちが
黒猫の足元で跳ねていた
さぁ散歩へ行こうよ
歩いた黒猫が振り向いた
でも返事はない
魚たちが地面に身体を叩きつける音と
黒猫の鳴き声しかしなかった
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2006.2.28
自分が考えてた自由って、他人には自由じゃなぃのかもしれない…
自由の感じ方だけじゃなくて、考え方とか全てにおいて。それは人それぞれです。
自分で「善い」としたものが必ずや人の善いとは限らないのですね。
だってみんな同じ環境で生きてる訳じゃないのだから。