記念詩

□黒猫と赤いリボン
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闇夜に溶ける漆黒色
上品な身のこなし
綺麗な鳴き声
そのネコには名がない

闇色のネコは昼間の散歩
誰も近寄らせないネコ
誰も信じない黒猫
そのネコに話し掛けた人間

ある日人間が
赤いリボンをくれた
飼い猫でもなぃのに
リボンをくれた
邪魔だと思った
リボンをくれた

彼は毎日遊びに来た
桜が咲けば散歩した
雨降る日には傘を持ち
枯葉が舞えば絵を描いて
雪の絨毯を並んで歩いた

黒猫のリボンを見て笑った彼
「よく似合うよ」
その一言が嬉しくて
傍にいよぅと決めていた

いつもの散歩途中
泣いた彼
「ずっとサヨナラ」
その一言の意味が分からなかった黒猫
彼の背中を見送って
しばらくしてから追い掛けた

彼は電車に乗った
黒猫は鳴いた
鳴いた 叫んだ
彼に聞こえるよぅに
電車が見えなくなっても
しばらく鳴いた

赤いリボンの黒猫は
彼が戻ってくると思ってる
毎日電車をひっそり見た
見て鳴いた…

漆黒色に浮かぶ赤いリボン
彼への思いが詰まってる

______________________
2006.2.8
打ち込んでみたらすごぃ長くなっちゃいました。
100ヒットの記念詩ってことで作りました。
ぃゃー…猫可哀想…(自分で言う人・苦笑)
彼は猫を連れて行くべきだ…!!(ぇ)
バンプオブチキンの「K」と言う曲をイメージして
作りました。
長々と書いてすぃません;ここまで読んでくれた方
ありがとぅござぃました(^^)

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