新詩

□本当の理由
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本当は知ってるの
優しさだけで手を差し伸べている訳じゃない事
本当は知ってるの
同情と言う言葉の意味を

彼女が必死になればなる程
沖に流されて遠くなる
私は彼女を助けたくて
浮き輪を投げ込むの

彼女が泳げば泳ぐ程
体力が消耗して沈んでいく
私は見捨てる覚悟ができなくて
手を差し伸べる

私の投げ込む浮き輪には
穴が空いているかもしれない
私は手を差し伸べたけど
一緒に沈んでゆくかもしれない

本当は知ってるの
彼女を助けたい理由
本当は知ってるの
流され沈みゆく彼女が
自分と重なってるのが
本当は知ってるの
助けたいのは彼女じゃなくて
過去の自分だって言う事を…


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2006.8.10
彼女の事は嫌いじゃないです
彼女の事は大好きでもないのです。
そんな関係の彼女…。
助けたいのは彼女じゃない。
重なる過去の自分がいるから。

中途半端な優しさに 中途半端な厳しさ

これ私の短所ですね。はぃ…;
結局私の優しさって自分の為なのかな…
と反省したり、開き直ったりの日々でございます;

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