懐詩

□*冷たいバラ
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冷たい刃(やいば)が体を走る
いきをひそめた瞬間に 全神経が手首へいく
冷たい… 心の中でつぶやいた
冷えた空気の中に 1つ2つと真紅のバラ
何も知らない真紅のバラは 綺麗に美しく咲いた

まるで誰かに見てもらいたいかのように…
安らぎをもたらしたバラ達は
1つ2つと散っていく
「助けてくれ」と叫んでる
赤から黒へと変わってく

不安と悲しみの青に溶けてゆくバラ達は
姿をなくしたバラ達は 心に刻まれ生きていく
決して忘れられることなく 生きていく

そしてまた…

冷たい刃を体へ走らせる
一時の安らぎを求めて 真紅のバラを咲かせてる
冷たさと不安と悲しみしか残らないと知ってても
それでもバラを咲かせてる
悪循環ゆえにバラも黒に染まってく…
そして 真紅のバラと引き替えに
後悔の色に染まってく

______________________
2004.1.25
私は「血」「切る」などの言葉をよく使います。
いわゆるメンタル的要素…と言うのでしょうか?
苦手な方は*←このマークが付いてる詩を読むのは
お控えくださぃ。

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