紡詩

□夢に酔いしれて…
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夢なんだ
これは全て夢なんだ

懐かしい感じで
新たな感情
安心する気持ちで
高鳴る鼓動
ほろ苦いビターの色で
舐めればクリームの甘さ

甘ったるい百合の馨り
妖艶な薔薇の艶めき
ただ翻弄されて触れれば
花びらは舞い堕ちて
茨の刺に吸い込まれてゆく…

夢なんだ
これは全て夢なんだ
陶酔して酔いしれる

白い指先から流れ出る
深紅の生暖かさと甘い痛み…

ざらつく舌で舐めとり
「現実ナンダ」と確かめる



______________________
2008.5.14
全体的に霞んだ感じの詩にしたかったんです。
意識が虚ろって言うか、
目の前がボヤけた感じ。
ぅん…寝ぼけた感じ。

で、最後に『現実に気付く』みたいな感じ。

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