新詩
□教室〜箱と檻〜
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教室と言う箱で
存在を消されて
目蓋を伏せるあの子
ひんやりとした空気を纏って
空席に座って
自分の膝を眺めてる
誰も声なんて掛けない
教室と言う檻で
苦笑いをしている
いつも人の中心にいるあの子
鬱陶しい空気を纏って
冗談と言う刃で刺されて
心に傷を負っている
みんな仲が良いんだと思ってる
どちらも苦しんでる
どちらも嫌がってる
存在を消される辛さが解る?
笑いながら貶(けな)される生活耐えられる?
だから今
あなたが手を差し出せばいい
難しい言葉は何もいらない
だから今
あなたが手を差し出せばいい
教室と言う地獄から助け出せ
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2006.5.30
教室という箱で…
今日も無視さてる子がいる
教室と言う檻で…
今日もからかわれてる子がいる
気まずくても誰も声を掛けない
だから今
あなたが手を差し出せたなら
あなたが勇気を出せたなら
教室と言う地獄から
抜け出せる子がいると思う。