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□命 −ミコト−
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平成10年8月19日午後4時23分、真夏のような暑さの中、とある病院でひとつの生命が産まれた。
「無事産まれましたよ。可愛らしい女の子ですよ。」
看護婦が赤ちゃんを抱きながら、母親に伝える。
彼女の名前は「みこと」。
「命」と書いて「みこと」と読む。
名の由来は、自分、他人、動植物の生命を無駄にせず、大切にする。
簡単に言えば、生命の大切さがわかると言えばいいだろう。
しかし、その名前にはもっとたくさんの意味があるだろう。
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