寂しかったんだ











すぐに帰ろうと思えば、帰れた。




それでも此処にいた理由はただ1つ









『明希さん!お疲れ様です。』


「…お疲れ様。」





プチサプライズで汚れた部屋の片付けをするキミ






『誕生日なのに…こんな遅くまで良いんですか?スタジオなんかに居て(笑)』


「…ん、」







ニッコリと微笑むキミは


俺の気持ちなんて知らないんだろうけど





用事のない俺を、此処から追い出そうとしているみたいで


(多分掃除の邪魔してるから、だけど。)










「…用事」


『へ?』


「…アンタに用事があるんだけど」


『私、ですか?』








俺、今日だけは主役だから。








我が儘言ってもいいよね?










「アンタから、なんも貰ってない。」


『へ?』





右手を差しだす俺に、なんとも間抜けな声を出すキミ。



きっとなんも用意してなかったのだろう。
(スタッフ一同、としては貰ったけど)








「…ないの?」
(あるわけないよ。もう貰ったし。)


『あの、私…用意してなくて…』





完全に困ったような顔をして、謝ろうとしているキミに








「モノなんかいらない。」






差し出していた右手で、キミをおもいっきり引っ張って








『アンタが、ずっと俺の隣にいてくれれば…それで良い。』









これで少しは、恋愛対象としてみてくれる?



『────ッ!』






もう眺めているだけじゃ、物足りないんだ







「…好きって、言ってくれればそれでいい。」












だって







────寂しかったんだ
















────

明希ゴンハピバ!
ちょー鈍感スタッフちゃんに片思いの明希ゴンが、痺れを切らせて自ら告白(笑)

スタッフちゃん、ビビりまくり(笑)

ぱきしこ、今回は痛い子脱却してみました。…主役な日なので(笑)






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