秘話
□掴めない星・月の道標
1ページ/5ページ
求めたモノは…あの人の確かな安らぎ。
そして、すぐ側にあった貴方の優しい眼差し…
掴めない星・月の道標
「藍染隊長を…助けてあげてっ」
ああ…
何でこんなことになってしまったんだろう?
あたしが望んだのはこんなことでは無かったのに
ねぇ…
シロちゃん…
■□■□■□■□■□
『シロちゃんっ!シロちゃんっ!聞いて〜聞いて〜!!』
さっき聞いたことを早く知らせたくて、休憩中のシロちゃんに駆け寄る。
『どうしたんだ?』
『あたし今度の人事で五番隊の、藍染隊長の…副隊長になるの!!
藍染隊長が推薦して下さったらしいの!!』
振り返り尋ねてくるシロちゃんにあたしは興奮した状態で言った。
きっと一緒に喜んでくれるはず
『良かったな』
やっぱりね!
シロちゃんは昔から優しいんだ!!
『うん!助けて頂いてから、ずっとお力になれるように頑張って来たんだもん!!』
精一杯お力になれるように頑張る!と頷くあたしに、水を差すように日番谷くんが言った。
・