贈り物
□恋人たちの時間
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勝負ではないのことは、分かってはいるけど。
見せつけられてばかりなのは、癪だから見せ付けるっていうのは、やっぱりダメだろうか…?
恋人達の時間
「日番谷くん!早く早く!!」
「一護!早くこっちだ!!」
人が込み合う休日のショッピング街。満面の笑顔で嬉しそうに恋人を呼ぶ雛森とルキア。
「「………………」」
そんな彼女達とは、反対にうんざりした顔で日番谷と一護は、何故こんなことになったのか…っと考えていた。
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一ルキSIDE
「一護。何処かに遊びに行きたい!」
と折角の休日なのに朝早くからルキアに叩き起こされた。
「ああ?井上達か遊子達と行けばいいだろう?」
ファ〜っと面倒くさそうに欠伸をしながら言う一護にルキアは、
「私は、一護と出掛けたいのだ!」
と言って駄目か?と心底残念そうな顔をしたのだった。
「わーたよっ!(ま、近所を散歩する程度でいいだろう)」
その顔に負けた一護は渋々、出かけることを約束したのだった。
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