贈り物
□眠りたい
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「日番谷くん!いる?」
上機嫌で雛森が入って来た。
「あ、雛森副隊長…」
幼馴染みの雛森なら分かるかも知れないっと隊員の一人が尋ねようとした時
「日番谷くん。今晩もお部屋行っていいVv」
「あ〜?いい加減寝かせろよ!
お前も寝てないだろ?」
「平気!平気!お昼寝してるから♪」
「…昼寝ってなιιιιι」
雛森の台詞に呆れて溜め息を吐いた日番谷。
二人の会話を聞いていた隊員達は
隊(夜に部屋って…隊長の様子がおかしい原因って…もしかして…雛森副隊長が夜寝かせてくれないってこと?!?!?(普通、逆なんじゃ?)/////////////////ιιιι)
二人が両思いだとは知っていたが、ついに付き合い出したのかっと隊員達は、本来なら喜ぶべきだろうことだが二人の余りにも明け透けな台詞の意味に顔が全員タコみたいに真っ赤に茹であがる。
「ん?どうしたんだ?お前ら。顔赤いぞ?」
そんな隊員達の様子に気づいた日番谷が心配げに尋ねる。
「いえ、何でもありません!
この書類十三番隊に届けてきます!」
「この書類の資料取ってきます!」
「今日は、これから非番なので、これで失礼致します」
まさか、隊長や副隊長である二人に自分達の想像したこと(事実だろうと)を言える訳もなく。
隊員達は、それぞれに言い訳をして気恥ずかしさから素早く執務室から駆け出して行った。
「どうしたの?
十番隊のみんな?」
「さぁ?」
眼をパチクリさせて聞いてくる雛森に日番谷もわからないと不思議そうに首を振る。
「じゃ、今夜ね」
「わかった」
雛森は、もう一度日番谷に確認して笑顔で執務室から出ていった。
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