11/24の日記

16:54
3日目 コルドバ〜セビリア〜マラガ
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早いものでスペイン三日目。やっと時差ボケも治ってきてはいるものの、バス移動が思いの外身体に堪えます。
国土が広いスペインを、バスで回るのは、なかなか大変な行程なようです。

コルドバ市内はイスラム教とキリスト教の歴史が混在する、不思議な雰囲気の街。

花の小道を抜けた先には小さな広場が。
朝9時頃の散策だったので、他の観光客も少なく。広場にはギターを携えたおじさんが音楽を奏でておりました。
思わず一緒に記念撮影。

そこから白い壁の路地が続くユダヤ人街へ。
小石が組み合わせてある石畳、レンガをひいてある石畳。細い路地がひたすらあるここは、地面を見ても、壁をみても、空を仰いでも、楽しい要素がいっぱいのステキな街並でした。

ユダヤ人街を抜ければ、本日のメインとも言えるメスキータが姿を現します。

スペインではキリスト教が一般的でしたが、700年代にイスラム教徒がイベリア半島に侵入して以降、イスラム教が広まって行ったそうです。
その際に作られたのが、大モスク、メスキータ。
その後、十字軍の影響を受けたとかで、キリスト教徒によるスペインの奪回が行われたそうです。
この奪回活動をレコンキスタと言って、メスキータもモスクから大聖堂カテドラルへと改造された、という歴史があるそうです。

モスクとして拡張され、さらに大聖堂へと改造されたメスキータ。モスクとして使われていた際には、25000人を収容できる大モスクだったそうで。
実際に中に入った際の、冷やっこさやだだっ広さ。天井高や、そこへ延びる大理石の柱は圧巻。
1000年も前の柱がそのまま残っていたり、石の文化の凄さを改めて体感します。

イスラム教とキリスト教の両方の要素を併せ持つメスキータは、キリスト教の大聖堂とイスラムの唐草模様入りの礼拝堂が共にある場所でした。
ただただそのスケールに圧倒される場所です。でも気持ち良い空間でしたよ。


午後にはセビリアへ移動。本当にどこまで行ってもオリーブ畑が続くスペインです。

昼食にはタパスと言われる大皿料理をテーブルでシェアしながら、ワインを頂きました。
昼間からお酒飲めるのは旅行の醍醐味ですね!
ここの昼食は美味しかったです!


さて午後の観光は、セビリアの大聖堂、カテドラルへと向かいます。
ここにはかの有名なコロンブスの遺骨が安置されています。コロンブスの息子も埋葬されていて、DNA鑑定の結果、カテドラルにある二人の遺体は親子に間違いないと証明されたそうです。

こちらは純粋なキリスト教の大聖堂と言うことで、パイプオルガンや祭壇は豪華絢爛そのもの。
礼拝堂の金ピカ装飾は、キリストの生涯を1コマずつ描いたものとなっていました。
目の錯覚を利用して、上の段に行く程大きくなっているそうです。なので下から見上げる私達には、どの段のコマを見ても同じ大きさに見えます。
ヨーロッパの技術ってはかりしれませんね。


さてイスラムとキリスト教の異文化を感じた後は、一路マラガへと向かいます。
マラガは海岸沿いのリゾート地。今晩泊まるのは、パラドールというスペインが指定するホテル。多くはお城や修道院を改築してホテルにしたものです。
今回の旅で一番リッチな宿泊地です。


日本やイタリアのホテルは床が絨毯敷きなのが一般的ですが、スペインはどこもフローリング。
こちらのパラドールも南国らしいゆったりとした室内と、小さなテラスがついたお部屋となっていました。
甘いお花の匂いが漂う空気。スペイン南部、アフリカとの海峡となる海が目の前に広がるリゾート地。真下には闘牛場。
スペイン内での文化の違いも体感しつつ、海の向こうのモロッコに思いを馳せたり。もう少し横にそれればジブラルタル海峡です。

さて、パラドールと言うことで、カジュアルスマート程度のドレスコードがある夕食は、ワインを頂きながらゆったりと楽しみました。
お味は…まぁ(苦笑)スペインではホテルより街のお店で食べた方が日本人の口に合うようですよ。

その後遅い夕暮れまで、パラドールの周りを散策したり、ボーッと海を眺めたりと、贅沢な時間を過ごした三日目の夜でした。

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