10/11の日記

09:35
2日目 マドリード〜コンスエグラ
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さてスペイン周遊の旅、2日目の午前は、スペインの首都、マドリードの観光。

朝のジリジリとした日差しを感じながら向かったのはスペイン広場。ここには有名なドン・キホーテの像があります。
ドン・キホーテ、実は読んだこと無いんですが、像を見ながらガイドさんが説明してくれました。
表向きはなかなか滑稽なお話ですが、実は皮肉や大切なメッセージが盛り沢山なお話らしく。
一つの物事も、見る人によって捉え方が変わる。“それって実はそんなに大層な事なの?”って解釈や、夢ばっかり追ってんじゃないよ、みたいな痛いメッセージがふんだんに盛り込まれてるらしいです。
ものの見方も角度を変えれば、思いも寄らない発見があるんだよ、と。

そして2000室を越す部屋数を持つ王宮の外観を見た後は、プラド美術館へ。
ちなみに王宮には現在王様住んでないらしい。部屋数多くてやってらんないらしいです。それでも公式行事には利用されるとの事。

さてプラド美術館では、グレコやゴヤと言ったスペインを代表する画家の原画がずらり。
ガイドさんの凄く丁寧な説明で、描かれた時代背景や画家の心情、考え、また技巧の素晴らしさを踏まえながら鑑賞出来ました。

一人の画家…特にゴヤでしたが、時期ごとの作品を見ながら、こんなにも作品に、画家自身の気持ちや考えが反映されるのかと思う程。
時代毎の絵柄の変化がすごかったです。

ラファエロやカラヴァッジョの作品もあったらしいんですが、駆け足鑑賞のため見れず。残念。


お昼はハムが自慢らしいお店へ!イベリコ豚の本番スペイン!
ここでハモンイベリコを食します。イベリコ豚の生ハム!豚ちゃんの主食がドングリと言うこともあり、お肉にはナッツに近いまろやかさとコク!
私、日本で売ってるような生ハムは、添加物のせいか痒くなってあんまり好まないんですが、やっぱ本場物は違う。痒くなることもなく、日本程しょっぱくもなく、美味でした!


そして午後からはマドリードを離れ、ラ・マンチャへ。
スペインは国土が広い分、みっちりしていないと言うか。マドリード郊外はもう何もなくて。
ひたすら赤茶けた、なだらかな土地が広がります。なんでマドリードが首都なのか、と疑う程に何もなくて。運河とかもないし。
更に進めば、ごろごろとした石と見渡す限りのオリーブの木!!
地平線までオリーブで埋め尽くされた土地は圧巻。日本みたいに山があちこちにある大地ではないので、本当に地平線の先までずーっとオリーブでした。
スペインはオリーブの生産量世界一らしいです。


さてコンスエグラと言う所にある風車を見るために下車。
旧市街のような細い路地を上がれば、小高い丘には白い石で出来た風車がずらり!
青い空と赤い大地。そこに浮かぶようにある真っ白な風車は美しいの一言につきます。
吹き荒ぶ風も、だからこそ風車が作られたのかと納得させられました。
風は本当に強かった…。でも丘から臨むスペインの景色は心に染みるものがありました。
ここは本当に来れて良かった!!

そして、この日の宿となるコルドバへ。
沖縄などの南国を思わせる落ち着きと、広々とした住宅が立ち並びます。
少しずつ南下しながらの旅ですが、まだまだ空気は苦酸っぱい。時差ボケも堪えてるのか、気持ちも悪い。
ちなみにホテルで出る夕食も美味しくない(汗)

なかなか手強いスペイン、二日目の事でした。

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