『鬼と兎』

□1日め(出会い)
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「俺は香山彰。あんたの名前わ?それにしても大きいね〜。」

彰は自己紹介と疑問を口にした。
彰はこんなに大きな人を今まで見たことがなかった

「僕は、アルバート・ルシフェル。身長は208cmだよ。よろしくね、香山君」

やたら話し掛けてくる彰を疑問に思った。

たいがいの人間は初めて会うとこの長身と真っ赤な瞳を怖がる。

ぶつかった時に怒らせたと思い少し怖がったようだがそれ以外に怖がる様子がない

「彰でいいよ。こちらこそよろしく。ルシフェル君?アルバート君?」

友好的な奴で助かった。情報収集がしやすくなるな

「長いからアルでいいよところで、彰は僕の事を怖くないのかい?」

なんで?みたいな顔をしてこっちを見ている彰

「なんで?全然怖くないよ〜。背が高いのも真っ赤な瞳もかっこいいと思うよ。」

予想外の答えにビックリした。今まであったことの無い人種だった。

(嘘をついてるとは思えない。第一、俺には嘘はすぐにわかる。)

「こんな事言うのは彰が初めてだよ。ありがとう」

こんなやり取りをしているうちに大帝中に近づいてきたようだ
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