『鬼と兎』

□3日め(買い物)
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「じゃあ、鏡華こいつ頼むわ。俺尋問得意じゃ無いからさ(笑)」

「分かったわ、任せて」

鏡華に男を引き渡しアルは彰と帰宅した。

「アルの家は何処らへんにあるの?」

「地図だとすぐ近くのはずだが」

しばらくさ迷い歩くと目的地が見えてきた
そこには30階建ての大きなマンションあった

「でっけ〜。ここの何階め?」

「最上階みたいだ」

「お邪魔していい?」

「なにもないと思うがそれでもいいか?」

「いいよ」

鍵で玄関を開きエレベーターに乗り込み30階を押す

最上階はフロアーまるごと一部屋のようだ
玄関を開けるとそこには長い廊下がありその奥にはだだっ広いリビングが広がっていた

「「本当に何も(ねえじゃねえか)ないね〜」」

家具が一切用意されていなかった

「゙チッ゙家具を揃えるしかないか」

「買い物付き合おうか?」

「いいのか?今日は遅いから明日行くか?」

「わ〜い。デートだ」

「なんでそうなる(苦笑)とりあえず晩飯何食おうかな?」

「俺ん家で食?」

「良いのか?邪魔して」

「大丈夫だよ!さあ、行こう」

マンションを出て10分位で彰の家についた
家は葬儀屋とくっついてるようで意外に広い

「ただいま〜。」

「お帰りなさい彰。」

「今日さ友達に晩飯食べさせていい?」

「いいわよ。
でも、なんで?」

「今日越してきたばっかで飯が無いみたいだからさ」

「良いってさ」

屈みながら玄関に入る

「お邪魔します。アルバート・ルシフェルって言います」

「あら、大きいわね〜
さあ、上がってちょうだい」

という訳で彰の家に邪魔することになった
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