『鬼と兎』
□2日め(友達)
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彰のほうを向くと同時に彰に突き飛ばされた
「なんだこのガキ」
そこにはチャカをアルに向けた男に庇うように立ちはだかる彰がいた
「アル!早く逃げて」
(たく下手な殺し屋よこしやがって)
「どけ!ガキ!」
゙ドガっとチャカの柄で殴られ倒れ込む彰
「大丈夫か?彰!なんで俺なんかを庇った!?」
「うっハアハア・・・・。
だって俺達友達だろ?」
(友達?
友達ってなんだ?
理解できねえな
信用させて裏切るつもりか?)
ふらつく足で立ち上がり向かって行こうとする彰
「アル早く・・・・。」
「しつこいガキだ
気を失っなとけばいいものお!一回死んどけ!」
(こんなに俺を本気で庇ってくれてるなんて。
初めてだ人間に優しくされたのわ)
男が彰に向けてチャカを構え発砲しようとした瞬間
「俺の大事な彰に触るな!!」
と言うなり゙ザシュ゙とドスで男の右腕が切り落とし
周りに血しぶきが飛び散る
「ギャアアアアアア!!!!ちくしょう!!」
男が残りの左手で半ばやけくそに殴り掛かってくるのを右手で掴み゙グシャ゙っと握り潰しすかさず鳩尾に前蹴りを食らわし男を吹き飛ばす
「後ろにいる奴も出てきやがれ」
「アル?」
彰はこの状況についていけない様子だ
「チッ!ばれちゃあ仕方ねえな」
リーダーらしき男が舌打ちをし壁を飛び越えて姿を表した
「やっちまえ」
男の合図ともに後ろや壁を飛び越え男達がゾロゾロと16人出てきて
一斉にマシンガンやショットガンを構え発砲した