キリリク小説

□いつか来る日
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「今日の勉強終わり!!ねえカズネさん!遊んできて良い?」


学校に行けない俺はカズネさんに勉強を教えてもらっている。今日もやたら難しいプリントを10枚やらされた。はっきり言って勉強は…そんなに好きじゃない。本を読むのは好きだから国語とかは好きだが問題は算数。計算ミスとかあるのが嫌いだ。しかしカズネさんは算数とかそういうのが好きらしく(新聞にのってるパズル大好き人種だしな)俺に算数の楽しさをしつこく説く。


勘弁してほしい。本当に…


今日は運よく算数が少なかったので早く終わった。


「う〜ん…まあ良いよ。だけど日が沈む前に帰るんだよ。その間に採点しておく。」


外を見ると夕日はあと一時間くらいで沈みそうだった。


「え〜!あと一時間もないじゃん!!」
「十分遅れるごとに晩御飯のおかずのエビフライの数へらすよ?」


にっこりと笑うカズネさんに恐怖を感じた。


「わかりました♪」


逆らわないのが身のため…そしてエビフライのため…


エビフライ好きなんだよぅ…
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