キリリク小説

□貴方と共に
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油断した。まさか自分が…


自分が風邪をひくなんて。


「ゲホ…ゲホゲホッ!!あー…」
「大丈夫ジュライ?」
「大丈夫そうに…ゲホッ!…見えるぅ?」


ああひっどい声。声をひとつ出すだけで喉がひりひりする。そんな俺の機嫌の悪そうな声を聞いてカズネさんがバツが悪そうな顔になってしまう。でもワケがわからずにイライラするのだ。


「カズネさん…ごめん…一人にして…」


イライラしてカズネさんにあたるのは嫌だから一人にしてもらいたかった。
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