*short story*

□恋愛経営コンサルタント
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「よ、万っ…………あの……ッ〜〜!!〜〜!!」

 動じずに俺は彼に呆れて続けた。

「……何ですかァー?発情期ですかァー?お客さん困るんですケ……ッちょ、なッ…………ん!」

 するとイキナリ土方は俺の所につかつか寄ってきて俺の両腕を両手で封じてキスをした。
 あまりの唐突さと意外さに俺は怒りが込み上げて来て彼に突っかかった。

「……っ、テメッ!何してくれてんだよ!!冗談も――」

「……冗談じゃねぇ!」

「――え、」

 土方の大きな声――いや、その言葉に俺は驚きに怯んだ。

「冗談なんかじゃねぇッて言ってんだよ!!鈍感が!!」

「…………」

 俺はどうしてか、相手があの嫌いだと思っている彼であるのに反発が出来なかった。

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