*short story*

□独占欲
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「あぁ、そうだな。……ッたくよー、最近ジャンプ漫画にもチラホラとよ、腐女子狙いな絵とかコマとか出てよー。ジャンプってのはな、純粋な少年達に勇気と希望と夢を与える雑誌なんだぞ!!」

「ですよねー。そーいうのは、専門誌だけにしてほしいですよ、全く。……というか第一、男同士のドコがいいんですかねー」


 耳垢をふっ、と飛ばして銀時は答えた。

「ホラ、あれだ。男が男を好きになるッてのはな、ほとんど相手への独占欲なんだよ。独占欲」

「独占欲……銀さんにはそういうの、あるんですか?」

 新八は銀時に問いかける。 銀時は、考える素振りをして視線を上に向けて答えた。

「そーだな…………ま、少しは」

「あるんですかァァァア!!!?」

「イヤ、男じゃなくて。好きになった奴とか、甘味とか甘味とか……」

「……銀さんの場合、80%以上を甘味が占めてますね絶対。しかも少しじゃなく」


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