1st

□アイして
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次の日の


夜、公園の横の道


私は亮君を追いかけた


お姉ちゃんと亮君のデートを尾行していた私は、お姉ちゃんと別れて
帰宅中の亮君を尾行している


1日見ていたけど…


別に、かっこよくもないし、お姉ちゃん…真紀には似合わない


真紀は、私のモノ



「っ…」


亮君はいきなり走り出した


気付かれた?
私は走り出す



運動のしやすいジャージに、帽子。


私は亮君にすぐ近づけた



「んだよ!」


「?」



亮君は、走る事をやめ


私を見た。


「さっきから、なんでついてくるんだよ!!」



なんで…か。


私は、バッグからカッターを取り出した


「あなたが、真紀に不釣り合いだからだよ…?」


刹那―


私は亮君目掛け、カッターを振り落とした



亮君の肩からは血が溢れ、服を汚していく



「うわっ…なっ、なんだよ急に!…真紀に不釣り合い?」


「そうよ…」


構わず私はカッターを振り落とす


もう片方の肩からも、血は流れてきた



「やっ、やめろ!」



亮君は…私を凄い形相で睨んできた


そして、走って逃げた…



「弱い男…」



真紀、今帰るわ
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